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安心・安全なまち

 ちょっと古い話になりますが、4月のシネマ倶楽部で上映した北野たけし監督作品「龍三と7人の子分たち」はご来場いただいた皆様に大評判でした。

「いやぁ、楽しかったわ〜!」「笑い過ぎで顔のシワが増えちゃったじゃない!どうしてくれるの(笑)」等々・・・。

オレオレ詐欺の被害にあった元やくざの親分が昔の子分とともに詐欺集団に仕返しをするというストーリーがテンポ良くコメディタッチで描かれ、皆さん腹を抱えて大笑いして楽しんでいただけたようです。

 

同映画上映の目的はエンターテイメントとして大いに楽しんでもらうのはもちろんですが、お年寄りの方を対象に嘘八百で金銭を簒奪する詐欺行為が私たちに日常生活に入り込む危険性について、楽しみながら理解を深めていただく、いわゆる警鐘を鳴らす目的も含まれていました。 

 

 そんな中、6月19日午後に奈良町、日進町、宮原町にお住いのお客様方からたくさんのお電話を頂戴しました。

すべてが「読売新聞」と身分を偽り詐欺行為に及ぶ同業他社の営業マンについてのご相談でした。

情報をご提供いただいた皆様には改めて御礼を申し上げます。現場でのお客様への話はここでは書けないほどの嘘と悪意に満ちており、同じ新聞販売業を営む人間として、誠に恥ずかしく、そして悔しくてたまりませんでした。

 

もちろん騙された方々のご相談と解約のお手伝いには全力をつくしております。 

私たちサービス業に従事するすべての人間は、お客様のお役に立ちご期待にお応えできるよう誠心誠意尽くすのが務めです。

地域にお住いの皆様の安全さえ守れない(というより危険に晒す)のであれば、企業として成立してはいけないというのが私の信念です。

私が子供の頃は、近所はどこも玄関の鍵など掛けず開けっ放しで、でも地域の皆がお互いを良く知り、お互いに見守る、そんなコミュニティがあちこちに存在しました。

経済発展と引き換えに私達は大切なものを失ってしまったのかもしれません。

また昔みたいに戻れるといいなと思うのは私だけでしょうか。 

 

 今月17日といよいよ目前に迫った「第25回中山道みやはらまつり2016」。

タイトルの頭に「安心安全まちづくり」とあります。

設営にご尽力されている主催者の皆様、自治会の皆様の想いがこの言葉に込められているのをひしひしと感じます。

「安全安心」な街であるために、地域の皆様が気持ちよくお住いいただける街であるために、私も同じ想いを心にのせて、微力ながらこのふるさとを全力で守るために日々頑張ります。