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自然災害から私たちが学べること

先月19日(土)に日本列島に甚大な被害を与えた台風19号。

天災に強いといわれる埼玉県にも大きな被害をもたらしました。

被災された皆様方には心よりお見舞い申し上げます。

また、弊社にも「明日は無理に新聞を配達しなくてもいいよ」など温かいお言葉やお電話をたくさん頂戴しました。

皆さまからのお心遣いに深く感謝申し上げます。

当日はスタッフの安全のために配達中止の可能性も検討しましたが、幸いにも19日中に台風はすでに関東を通過し、宮原周辺には被害も少なく、翌20日早朝の新聞配達は滞りなく終えることが出来ました。

 

さて、台風が過ぎ去り朝刊配達スタッフが全員出発した後、20日の午前3時頃に街に出ると、辺りは真っ暗!近くのコンビニも含めどの店舗も閉店している状況は、まるで50年前までの正月の風景で、どこか懐かしくもありました。

 

たまたま大宮駅近辺で開店していたコンビニを発見。バイト君に話を聞くと、なんと台風のピーク時に出勤したそうです。

ご家族からは「何でこんな時に行くの?」って言われたそうですが・・。

「お店からなんの指示もなかったから行くしかなかった」とのことでした。ちょっとかわいそう(T_T)…。

開店閉店の判断はフランチャイズ制ゆえFCオーナーのジャッジに委ねられたようです。

場所によっては被災者の避難場所の機能を果たしていたコンビニもあったそうですし、その良し悪しについては一概にはいえませんが、危機管理対応をみると、各企業や個人の思惑が手に取るようにわかり、大変に勉強になります。

また、いち早く全店閉店を決めたイトーヨーカドーのジャッジからは学ぶことが多いと感じました。

結果として多くの企業が追随し、台風のピークに帰宅する可能性のあった大勢の従業員さんの安全を確保しました。

世の中便利になり過ぎて、何時でも何でも欲しいものが手に入るようになったし、何時でも食べることに困らなくなったけど、それは同時に人が我慢することをしなくなった、出来なくなったという負の側面も生み出しました。

 

この秋、大いに盛り上がったラグビーワールドカップ2019では、日本×南アフリカ戦のテレビ視聴率がなんと41.6%(瞬間最高視聴率49.1%)たっだとか。

たまには仕事を早く終えて皆がテレビにかじりつくのも悪くないですね。

「24時間戦えますか」はもう過去の時代(笑)。

「よく働き、休む時はしっかり休む」と決めた方が、働く本人にも企業にも健全だし、共働き家庭にも家族団欒の機会も増えるし…。

コンビニでも営業時間短縮が検討され始め、働き方改革が叫ばれる中、様々な企業が働くスタイルを大きく変えつつあります。

 

24時間便利な生活からの卒業、考えてみませんか?

コンビニエントな生活から、サステイナブルな生活にライフスタイル切り替える良いきっかけになるといいですね。

台風という有り難くない自然災害がもたらしたいっときの静寂は、人間に「生き方」を改めて考えさせられる深い学習の機会となりました。

 

10/27(日)のラグビーWC準決勝「南アフリカ×ウェールズ戦」行ってきました!最高です!