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 55歳の沖縄LOVE

  4月中旬に同業者の親睦旅行で沖縄へ。

当日の天気予報は雨でしたが、お天気男の面目躍如か?青空のもとで羽根を伸ばしてきました。

 

  那覇市内で借りたレンタカーを駆って、先ず一目散に向かったのはうるま市にある米軍基地。

同日に第28回ホワイトビーチフェスティバルというイベントが開催されており、一般人に施設の一部が解放され、大勢の人で賑わっていました。

圧倒されるほどの存在感の最新鋭イージス艦や話題のオスプレイ、映画でお馴染みのハンビー(軍用車両)などの実物を初めて目の当たりにし、興奮して子供のように無邪気にはしゃいでしまった私。

また顔よりも遥かにデカイ30cmはあろうかというホットドッグやBBQフードなどのテントがイイ匂いをさせながら所狭しと並び、真っ昼間に透き通った青空と輝くようなエメラルド色の海を前に、さながらジャンクフードパーティーで昼から盛り上がりました。

調べてみると、日本国内には全国で134ヵ所の米軍基地があり、その総面積の約75%が沖縄に集中しているとのこと。悲しい歴史の延長線上に存在している米軍基地ですが、地元の方々の理解と共存をはかるための努力している点は評価すべきですね。

 

 2日目はマリンスポーツデー。

若手の販売店所長2名を引き連れ、事前に予約しておいた「ジェットパック&パラセーリング」にGO。

「ジェットパック」は20kgの機材を背負って水を噴射しながら海中から空中に飛び上がるアクティビティなのですが、前日の確認電話で主催者から「ちょっと危険なので…50歳以上はダメなんです〜」と年齢NGを出されてしまいました(TT)。

当日は楽しみにしていた後輩たちのためにと、泣く泣くオブザーバーとして同行しましたが、「見た目大丈夫そう(笑)」との現地インストラクターのお墨付き(笑)をいただき、たくさんの塩水を飲みながらも空に舞い上がり無事に流行りの先端のマリンスポーツを満喫しました。

 

  その後パラセーリングで空中散歩を楽しんだのですが、眼下に見下ろす景色は真っ青な海と空、果てしなく続く水平線、そして景色にまったく似合わない7隻もの“大型砂利運搬船“!

地元の人に尋ねましたら、普天間飛行場の移転先となる辺野古の埋め立て用の土を近くの山から削り出して海路で毎日運んでいるそうです。

ふと陸地に目を移せば、海岸線沿いには削られて禿げ上がった山々。

終わる頃にはこの辺の山いくつかが消えて平地になるとのこと。

平和ボケの私が現実に引き戻された瞬間でした。

 

大人気観光地として世界中から観光客が押し寄せる沖縄。

ハワイのハレクラニや星野リゾートの本島初進出など、ハイグレードホテルが続々参入し、高級リゾートとしてさらに成熟していく予感。

この島には表の『きらびやかさ』だけでは到底語れない『歴史』があります。

その歴史をしっかりと正面から受け止めながら【沖縄を愛する】ことが日本国民としてのたしなみなのでしょう。

 

この国が平和だと誰が決めたの?/人の涙も渇かぬうちに・・・蒼いお月様が泣いております/忘れられないこともあります/愛を植えましょう この島へ/傷の癒えない人々へ/語り継がれていくために

 

桑田佳祐作詞作曲の『平和の琉歌』。

お気に入りのサザンの曲ですが、沖縄の三人娘ネーネーズのカバーが泣けます。

沖縄に愛をこめて❤️。